映画「レヴェナント」レオナルド・ディカプリオ&トム・ハーディ
映画「レヴェナント」を映画館で見てきました。 レオナルド・ディカプリオが念願のアカデミー賞主演男優賞を受賞した「レヴェナント」は、演技、ビジュアル、音響効果いずれもすぐれた総合的完成度が極めて高い近年まれにみる傑作だ。当然今年一番の作品と評価されることは間違いあるまい。上映時間は157分と長いが、途中飽きることなく次に何が起こるのかとドキドキしながらみていた。...
View Article映画「コインロッカーの女」キム・ゴウン
韓国映画「コインロッカーの女」は2015年の韓国得意のクライムサスペンス映画だ。 ブラックに近いグレーな韓国の下層社会を描いた映画は数多い。日本のクライム映画でもどっちが敵か味方かわからなくなる映画は多いが、この映画は身内同士が殺し合うかなりえげつない映画である。...
View Article映画「ディストランクション・ベイビーズ」 柳楽優弥&小松菜奈&菅田将暉
映画「ディストランクション・ベイビーズ」を映画館で見てきました。 これは凄まじい映画だ。「過激」という言葉があてはまるバイオレンスアクションというと、銃やナイフ、爆発物を含んだものが大半だ。ここでは徹頭徹尾素手のケンカである。「ファイトクラブ」というケンカクラブの洋画があったが、ストリートファイトにこだわる。...
View Article映画「北陸代理戦争」 深作欣二&松方弘樹
映画「北陸代理戦争」は昭和52年(1977年)公開の東映映画だ。 紀伊國屋書店の平置きコーナーで「映画の奈落 完結編」という本を見つけた。表紙に松方弘樹のヤクザ姿の写真があり、なんじゃこれとページをめくってみると、「仁義なき戦い」のころの実録もののことが書いてある。脚本の話にも触れていて、帯には立花隆の「こんな面白い本があるのか」というコメントがあり思わず購入する。...
View Article映画「64 後編」 佐藤浩市
映画「64 後編」を映画館で見てきました。 横山秀夫のベストセラーミステリーの映画化である。わずか7日しかなかった昭和64年1月におきた未解決幼児誘拐殺人事件の時効があと1年に迫る中で、同じような誘拐事件が14年たって発生する。当初から刑事として捜査に加わっていた現在広報官になっている佐藤浩市と幼児を誘拐され悲痛に暮れていた永島正敏を中心に事件の推移を語っていく。...
View Article映画「レジェンド 狂気の美学」 トムハーディ
映画「レジェンド 狂気の美学」を映画館で見てきました。 「マッドマックス」「レヴェナント」と人気作に出演し今一番の赤丸急上昇中といえるトムハーディが、英国ロンドンに実在した双子のギャングを一人二役で演じるという。しかも監督のブライアン・ヘルゲランドは「LAコンフィデンシャル」の脚色で有名で、最近は映画「42」を監督している。これはみるしかない。...
View Article映画「教授のおかしな妄想殺人」 ウディ・アレン
映画「教授のおかしな妄想殺人」を映画館で見てきました。 ウディアレンの新作は、前作「マジックインムーンライト」の主演女優だったエマストーンと再びコンビを組むという。いつも通り映画館に向かう。ホアキンフェニックス演じる大学教授とエマストーン演じる女子大生が恋に落ちる話にサスペンス的な要素を持たせた映画である。...
View Article映画「ふきげんな過去」 小泉今日子&二階堂ふみ
映画「ふきげんな過去」を映画館で見てきました。 小泉今日子が二階堂ふみと共演するという。予告編を何度か見たが、死んだはずのオバサンが突然戻ってくるという設定が興味深く、そのオバサン扮する小泉今日子が姪の二階堂ふみに自分が母親だと告白するシーンに対するあっけない娘の反応が滑稽で見に行きたいと思っていた。...
View Article映画「ブルックリン」 シアーシャ・ローナン
映画「ブルックリン」を映画館で見てきました。 1950年代の匂いがする映画って好きだ。ケイト・ブランシェットの「キャロル」のもつしっとりしたムードに酔わされた自分は映画「ブルックリン」を見てみたいと感じる。...
View Articleドキュメンタリー映画「AMY」 エイミー・ワインハウス
ドキュメンタリー映画「AMY」を映画館で見てきました。 2011年7月に27歳で急逝した英国人シンガー、エイミー・ワインハウスの人生を追ったドキュメンタリーだ。これはなかなか良くできている。あくまで現存するフィルムを中心に彼女の人生を追っていく。第88回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞他、世界で40以上の賞を受賞している。...
View Articleカンボジア映画「シアタープノンペン」 マー・リネット
カンボジア映画「シアタープノンペン」を知性の殿堂岩波ホールで見てきました。 カンボジア映画は初めてである。蓮池の水の中で優雅にたたずむアジアンビューティの主人公マー・リネットが美しい。この写真をみて、思わず見てみたくなった。細身でスタイル抜群の主人公はその体型にジャストフィットする服を見事に着こなす。あでやかである。...
View Article映画「どっこい生きている」 今井正
映画「どっこい生きている」は昭和26年(1951年)公開の今井正監督作品、名画座で見てきました。 昭和26年のキネマ旬報の5位に位置する作品だ。今井正監督というとキネマ旬報ナンバー1作品が5作もある名監督だけど、彼の作品はあまりdvdレンタルには置いていないし、アマゾン価格も高い。こういう今井正特集は貴重だけど、仕事も忙しいのでこの日に焦点を絞る。...
View Article1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代
「1974年のサマークリスマス」はTBSアナウンサーであった林美雄の半生記とも言うべき物語である。ノンフィクションとしては最高峰のレベルの作品だ。同じころに青春を過ごした自分としては実にハイな気分になれる。...
View Article映画「後妻業の女」 大竹しのぶ&豊川悦司
映画「後妻業の女」を映画館で見てきました。金持ち老人の後妻に入り、全財産を狙う大竹しのぶ演じる「後妻業の女」と彼女に翻弄される人々の姿を描いている。...
View Article映画「オーバーフェンス」 オダギリジョー&蒼井優
映画「オーバーフェンス」を映画館で見てきました。「そこのみにて光り輝く」に続く函館出身で悲運にも自殺した佐藤泰志原作の映画化である。...
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